2013年11月7日木曜日

SSDはハイブリッドHDDの夢を見るか?

SSDですがな、SSD。

六本木の中心で「SSD!」と叫べば、ナウいギャルが入れ食いと聞いたけど、
たぶん嘘だと思う。私だってそんな嘘に騙される年齢じゃない。
とりあえず単車に乗って六本木を通過する際、ヘルメットの中でこそっと

「SSD...」

ってつぶやいたのはここだけの秘密。

ナウいギャルはどうでもいいとして、問題はサブマシンのSSDである。
私は原稿執筆用のサブマシン、そのシステムドライブ、すなわちCドライブは
SSD2発でRAID0組んでいる。

でもってそれが最近、微妙にプチフリのような現象を起こすようになったのだ。
気のせいかも知れないし、もしかしたら本当に発生しているのかも知れない。
どちらにしても、これはよろしくない雰囲気だ。

あくまで経験則なのだが「よろしくない雰囲気」というのは、
近い将来、必ずと言っていいほど「よろしくない状況」に化ける!
なので自作PCにおいては「雰囲気」を感じ取ったら、「状況」へ化ける前に、
手を打つのが正しい方向である。

思えば何度、こうした予兆を「ま、いいか」で流し、後悔したことか。
思い立ったが吉日、そうだ京都へ行こう・・・じゃない。
パーツに不安を感じたらそのままでいるより、いっそのこと交換した方がいい。
ちょっと乱暴な話だが、そういうことなのだ。

うちのマシンは劣悪な環境(高温)の中で24時間酷使され続けている。

・高橋の自作原則その128
 「SSDは2年で、HDDなら3年で無条件交換」

サブマシンのSSDは1年弱、HDDは2年弱、使用している。
上記の原則に従うと、あと1年ぐらいは使えそうだが、よろしくない雰囲気があるなら、
飛ぶ前に交換してしまおう!

そんな訳でシステムドライブに使っているSSD、RAID0を構成する2台を交換することにした。
ついでといってはなんだが、どうせ交換するなら、ちょっと試してみたいものがある。

そう、ハイブリッドHDDだ。

SeagateのSSHDとか、東芝の製品とか。
要するにHDDとSSDをミックスして、いいとこ取りを狙った製品である。

SSDは速い、とにかく速い! でも大容量にするとお値段も大容量になる。
HHDで大容量、とにかく大容量。でもSSDと比較してスピードが遅い。

それならSSDの速さとHDDの大容量+コストパフォーマンスを合体させよう。
てな流れで、ハイブリッドHDDの出来上がりですな。

実は既にテスト用マシンの一台で、SeagateのSSHDをシステムドライブに使っている。
これがなかなかいい調子なので、サブマシンのシステムドライブにも使ってみたい。
システムドライブをコストパフォーマンス良く大容量にしつつ、ハイパフォーマンスも手に入れる。

もちろんSSDと同じという訳にはいかないだろうし、RAID0との相性もあるだろう。

考えるな、感じろ!

という訳でさっそく東芝のハイブリッド2.5インチHDD、MQ01ABD100Hを2台購入。
1TBのHDDに、8GBのSLC NANDフラッシュを組み合わせたものだ。
さてさて、お楽しみの始まり、始まり・・・

と、思った私がバカだった(改造バカだからいいんだけど)。
MQ01ABD100Hはまったく問題無かったのだけど、
ここから奇妙なストレージ交換の旅が始まったのである。

ちょっと長い話になるので今日はこれまで。



高橋敏也
(種明かしすると、SSDとHDD、全部交換することになったのさ・・・)